【無題】老兵は愚痴を漏らす。

お久しぶりです。鉄板です。

季節の変わり目で風邪を引かないか心配です。

思うところがあって現在執筆しています。

 

今回は10月27日のヘッドホン祭にてFenderの新作イヤホンを聴いて絶望した話をば…。

とはいえいきなり批判は良くない。まずは新作のレビューするぜ。

 

NINE


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(綺麗に撮れなくてスマン)

Pro IEMシリーズのエントリーモデル。9.25mmダイナミック一基。

装着感は良いですね、シェルがちょっと小さくなったから耳の小さい人でも着けやすくなりました。音質についてはまぁDDだなとしか…。前作DXA1をもう少しマシにした感じです。スマホとかで聴く分には悪くないと思います。価格も15000円程度と比較的良心的です(金銭感覚が狂ってるというツッコミが来そう)

 

NINE-1


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9.25mmダイナミック一基とBA一基。

装着感は相変わらず良いです。音質はドンシャリ。音場も丁度よく、楽しく音楽を聴かせてくれます。

正直、Pro IEMシリーズの中では一番いい音。

価格は36000円くらい。

 

TEN-3


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(汚ねぇシェルだな…)

10mmダイナミックにBA3基。

 

何故筐体をマット仕上げにした?

 

筐体が少し大きくなったせいで装着感は人を選びそうです。マット仕上げの筐体のせいで凄く汚れが目立つ。夏場だったらえげつないことになることが容易に想像できる…。

音質に関してはこれが一番フラットに近いと思いました。低音は多少強いものの小さなDAPでもギリギリ鳴らしきれます。

価格は110000円くらい。

 

TEN-5


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10mmダイナミックとBA5基。

装着感はTEN-3と大して変わらない感想です。

そろそろF880じゃ鳴らすのがしんどくなってきました。TEN-3よりも高音がよく伸びます。

…以上。価格は170000円くらい。

 

THIRTEEN-6


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13.6mmダイナミックとBA6基。

TEN-3、TEN-5よりも筐体が大きくなったので装着感はより一層悪くなりました。耳の小さい人は装着すら苦戦しそう。

音質についてですが、F880ではまともに鳴らすことすらできませんでした。

THIRTEEN-6のレビューは強いDAPを持っている方々にお任せしましょう…。

価格は265000円くらい。

 

【総評】

 

期待が大きかったぶんだけ、落胆は大きい。

価格からしてすぐに分かるはずだ。NINE-1は唯一価格相応の良い音を鳴らしていたものの、一番バランスの良いモデルですら10万超、最上級モデルは26万超だって!?

そんなに高いんだったら10万出してモニターにはSONYのIER-M7やEMPIRE ESRを買うよ。

26万も出せるんならCAのSolarisやJHのRoxanneでも買うよ。お釣りが来ちゃうよ。

 

FenderのPro IEMを使う人はよっぽど金銭に余裕がある人か、契約されたミュージシャンだけじゃないか?

 

少し厳しく言わせてもらうとだな…

他のブランドにもうちょっと安い値段でPro IEMシリーズの上位互換があるんだよ…

後出しジャンケンなのに負けを出しているような感覚。本格的にフラットなモニターであれば多少価格が高くても売れるだろう。しかしどうだ、低音が強くて、中途半端な音像で…。

いっそ低音しか出ないベースモニター出してくれ()

 

いやちょっと悪く言いすぎた、スマン。

 

ここからはクソほど役に立たない情報なのでスルーしても構わないが、読んでくれたらちょっと喜びます。

 

僕がPro IEMの登場で真っ先に想像したのは、Aurisonics時代のASG1PLUS。情報量は普通だが、フラットな音を鳴らすイヤホンだ。

もしかしたらこのイヤホンがFenderによってブラッシュアップされて情報量の多いフラットなモニターとして出てくるのかと期待していた。

 

前に発売されたFXA11はとても良いものであった。価格は高かったものの、Aurisonics時代を彷彿とさせる圧倒的な量感とキレの良い低音。そしてそれらに潰されない中高域。

 

こんなイヤホンが出たあとだぞ、Pro IEMには弥が上にも期待するじゃないか。

そして出たのが彼らだ。どこをモニターしたいのか分からない中途半端な音。

そう、決して音が悪いわけじゃない。

ただ、期待していたものとは全く違うものがやって来てしまっただけ…。

 

Aurisonics時代からずっとファンだったんだ…

その音に虜にされてきたんだ…

日本ではASG1PLUS、ASG2.5、rocketsから始まってBravoシリーズを経てFenderに買収。そこからFXAシリーズ。ずっと見てきた…聴いてきた…。Bravoシリーズは全制覇した…()

Fenderに買収されたときは不安でたまらなかった。MMCXの脆弱性は大して変わらなかったけどAurisonicsを継ぐような良い音のイヤホンを作ってくれた。FXA9は賛否両論だったけどFXA11は満場一致で変態イヤホンだった。

…そして今に至る。

どうしてだ…どうしてだよ…。

改善されたのMMCXの脆弱性だけじゃねぇか…()

 

書きなぐりになってしまったが、推敲も一切していない心の叫びだ…。

 

老兵は死なず、ただ去るのみ

でも酒場で愚痴くらい漏らしてもいいよな…?